フレイヤは、北欧神話の美、愛、戦い、そして魔法や死を司る女神です。
双子の兄に、豊穣の神フレイがいます。
女性の美徳と悪徳を全て内包した非常に美しい女神で、自由奔放な性格で、欲望のまま行動したとされています。
フレイヤの夫オードは、非常に旅が好きであちこち出歩いていたため、フレイヤは夫を追ってヨーロッパ中をさまよっていました。
フレイヤが夫のいない寂しさを覚えて流した涙は「フレイヤの涙」、黄金になったとされます。
その一方で、性的には非常に奔放で、彼女の持つ首飾りブリーシンガメンは、4人のドワーフのものだったのを彼ら4人と一夜を共にしたことで手に入れました。
さらに、人間や神々の中に多くの愛人がいたという伝説もあります。
さて、英語の「Friday」(金曜日)の語源は、このフレイヤとされています。
ただし、金曜日の語源としては、北欧神話の愛と結婚の女神でオーディンの妻「フリッグ」から来ているという説もあります。