カストルとポルックス

<人物>

よく知られた星座「ふたご座」の、二人兄弟です。

 兄がカストル(カストール)、弟がボルックス(ポリュデウケース)で、ふたりはレダの子です。
 ギリシャ神話では二人セットで、ディオスクーロイと呼ばれます。

<エピソード>

双子としてよく知られていますが、厳密には四つ子のうちのふたりで、父親が異なります。

 カストルとクリュタイムネーストラーが、人間であるスパルタ王テュンダレオースを父とする双子で、ポルックスとヘレネーが神ゼウスを父とする双子で、双子が2組存在する四つ子となります。

 さて、兄のカストルは馬術の名手で、弟ポルックスは、剣術とボクシングの名手でした。
 ふたりは協力し、数々の手柄をたてていました。
 しかし、ポルックスは神の血をひいている為に不死身でしたが、人間の兄は、戦死してしまいます。

 その後は諸説ありますが、弟は神に頼んで、星座にしてもらい兄とともにいることを選んだというのが、ふたご座の由来としてよく知られたものとなります。



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