アダムとイヴ

<人物>

ユダヤ教・キリスト教の聖典『旧約聖書』における、最初の人間が「アダム」、その妻が「イヴ」です。

 旧約聖書のいちばんはじめ、『創世記』において、神の天地創造において最初の人間として創造されたのが「アダム」です。
 またアダムの妻として創造されたのが、「イブ」(エヴァ、エバ)です。

<エピソード>

アダムとイヴは、神に創造された後、エデンの園で暮らしていました。

 エデンの園にはあらゆる種類の木があり、園の中央には命の木と善悪の知識の木と呼ばれる2本の木がありました。
 神はアダムとイヴに対し、善悪の知識の実だけは食べてはならないけれど、他の木の実は食べても良いとしました。

 ふたりはエデンの園でしあわせに暮らしていましたが、あるとき「蛇」がイヴに近づき、善悪の知識の木の実を食べるようそそのかしました。
 イヴはその実を食べた後、アダムにもそれを勧めました。
 その結果、二人は自分達が裸であることに気づき、それを恥ずかしく思い、イチジクの葉で腰を覆いました。

 2人の様子に、善悪の知識の実つまり禁断の実を食べてはいけないという命令を守らなかったことに気づいた神は、嘆き悲しみながらも2人を楽園から追放しました。
 さらに神は、地を耕し刈り取る苦労、子を産む痛みを人間に与えました。

 その後、アダムは自分達の食糧を得る為に働き始め、イヴは何人かの子を設けました。
 これが、旧約聖書によるところの人類の歴史のはじまりです。



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