へーラー(ヘラ)は、ギリシャ神話の女神で、ゼウスの妻です。
結婚と母性、貞節を司る、オリュンポス十二神のひとつです。
嫉妬深いエピソードが多く知られています。
ゼウスの妻へーラーは、嫉妬心が深いイメージでよく知られています。
ゼウスの愛人や、その間に生まれた私生児へのイジメのエピソードがたくさんあります。
しかし、へーラーは結婚の女神で、本来は夫婦の結びつき、そして正妻の権利を保護する役割の神です。
愛人や私生児は、正妻からすると許しがたい存在であるのは、今も昔も変わりません。
へーラーは結婚の神として、その罪に対する罰を実行したに過ぎず、単なるヤキモチというわけではないのです。
なお、ヘラの英語名は「ジュノー」。
これは6月「June」の語源で、6月に結婚すると幸せになるといわれるジューンブライドは、このへーラーから来ています。