パールヴァーティー

<人物>

パールヴァティーはヒンドゥー教の女神です。

 シヴァのパワーの源であり、妻・妃とされます。
 穏やかで心優しい、美しい女神と伝えられています。

<エピソード>

パールヴァーティーは、シヴァ最初の妃・サティーの生まれ変わりとされています。

 サティーを失ったシヴァは、苦行に入り、女性に見向きもしなくなっていました。
 前世の頃からシヴァのことを想っていたパールヴァーティは、シヴァに認めてもらう為にやはり苦行の修行を行います。

 その後、パールヴァーティーがシヴァと結ばれる過程については、いくつものバリエーションが伝えられています。

 パールヴァーティーが努力の末にシヴァと結ばれるというパターンが中心で、転生によっても変わらない愛を表すエピソードが多くなっています。
 穏やかで優しいという女神ですが、シヴァへの愛は深く、熱情的ともいえるでしょう。

 なお、絵画では、パールヴァーティーはシヴァと並んで描かれることが多いです。
 日本でも見かけることがあるかも知れません。



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