ジョカ(ニョカ)氏は、古代中国の神話に登場する女神です。
伝説上の帝「三皇五帝」のうちの、三皇の一人とされる場合もあります。
兄妹または夫婦とされることが多い伏義(ふっき)同様に、蛇身人首とされています。
漢字表記では、「女媧」(「カ」は、「女」偏に「咼」の漢字)とされますが、他にも女岐氏、女希氏の表記が知られています。
ジョカには、創造神として、黄土をこねて人間を創造したという説話(後漢『風俗通義』など)が伝えられています。
ジョカが人間を作る際に、丁寧に作ったのが出来の良い人間、面倒くさくなって適当に作ったのが出来の悪い人間だとされています。
その一方で、伏義とともに、原始の兄妹としてすべての人の先祖であるという説話(唐・李冗『独異志』など )もあります
中国明代の神奇小説「封神演義」では、千年狐の妖精「妲己」を、影で操る黒幕として登場します。
現代では、ゲームなどのキャラクターのモチーフにも取り入れられています。