意富斗能地神(オオトノヂノカミ)・ 大斗乃弁神(オオトノベノカミ)は、日本神話に登場する神です。
対になった神で、意富斗能地神が男神、大斗乃弁神が女神とされています。
意富斗能地神は、日本書紀では「大戸之道尊」と表記されます。
大斗乃弁神は、日本書紀では「大戸之部尊」と表記されます。
意富斗能地神・大斗乃弁神は、記紀に名前は出てきますが、その後目立った活躍を示す神ではありません。
天地開闢の際、神代七代の5番目・五代目として、角杙神と活杙神に次いで、一対で現れたとされています。
具体的なエピソードがないことから、この二柱の神の解釈はいくつかあり、大地が完全に凝固した様子を神格化したものと考える説や、また、本居宣長によると「男女の性差を象徴した神」ともされています。