淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神

<人物>

淤母陀琉神(オモダルノカミ)・阿夜訶志古泥神(アヤカシコネノカミ)は、日本神話に登場する神です。
 対になった神で、淤母陀琉神が男神、阿夜訶志古泥神が女神とされています。

 淤母陀琉神は、日本書紀では面足命と表記されます。
 また、阿夜訶志古泥神は、日本書紀では綾惶根尊などと表記され、祀られる際には惶根命と表記されることも多いです。

<エピソード>

淤母陀琉神・阿夜訶志古泥神は、天地開闢の際、神代七代の6番目・六代目として、意富斗能地神と大斗乃弁神に次いで、一対で現れたとされています。

 目立つエピソードは存在しませんが、中世には、神仏習合により、神世七代の六代目であることから、仏教における天界の最高位である「第六天魔王」と習合され、信奉されました。

 明治期の神仏分離で、第六天魔王を祀っていた寺の多くは神社となり、「第六天神社」「面足神社」と改称され、淤母陀琉神(面足命)・阿夜訶志古泥神(惶根命)を祀る神社として、現在でも日本各地に存在します。



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