ツクヨミ(月讀、月読、ツキヨミ、ツクヨミノミコト)は、日本神話の神です。
イザナギによって生み出された神で、アマテラス・スサノオと並び三貴子の一柱です。
一般的には月を神格化した、夜を統べる神と考えられ、太陽を神格化したアマテラスと対にされることも多いです。
ツクヨミには性別が特定できるエピソードがないため、男神説、女神説両方が存在します。
地位的にはアマテラス・スサノオと並ぶ重要な神となりますが、神話上にはあまり登場しません。
特に『古事記』では、「夜の食国を知らせ」と命じられたとの記述のみとなっています。
性別も、夫婦になったかすらも不明で、日本古代史の謎のひとつとも考えられがちです。
神話上ではあまり活躍のない神ですが、万葉集の中では月を擬人化した形として「ツクヨミ」が登場します。
また、現在では、アニメやゲームなどのキャラクターの元ネタともなっています。