アマノウズメ(アメノウズメ)は、日本神話に登場する女神です。
古事記では天宇受賣命、日本書紀では天鈿女命と表記されます。
「アマテラスの岩戸隠れ」のくだりなどで登場する芸能の女神です。
アマテラスが岩戸に隠れて世界が暗闇になった時、岩戸の前で踊り、神々を笑わせました。
この時のアマノウズメの踊りは芸術的な「舞」というよりは、上半身裸の、むしろエロティックな動作だったとされています。
天の岩戸の物語のあと、しばらく神話のストーリーには出てきませんが、天孫降臨の際に、アマノウズメはニニギに命じられサルタヒコに仕えました。
その後、アマノウズメはそのままサルタヒコの妻になったという説もあります。
アマノウズメは、芸能の始祖神として祀られていますが、おかめ・おたふくのお面の起源にもなったとも考えられています。
また、全国各地の道端にある道祖神は、サルタヒコとアマノウズメを由来とするとされることもあります。